パーキンソン病の基礎知識(病理・病態)
フリー百科事典ウィキペディア『パーキンソン病』より
http://ja.wikipedia.org/wiki/パーキンソン病
病理
肉眼的には黒質・青斑核の色素脱失がみられ、組織学的には、黒質や青斑、迷走神経背側核、視床下部、交感神経節などの神経細胞脱落が生じていて、典型的には残存神経細胞やその突起の一部にレビー小体(Lewy body)という特徴的な封入体が認められる。
近年ではレビー小体は自律神経節など末梢レベルでも蓄積していることが明らかになってきた。
レビー小体には、リン酸化α-シヌクレインの異常な蓄積が認められる。
病態
中脳黒質のドーパミン神経細胞減少により、これが投射する線条体(被殻と尾状核)においてドーパミン不足と相対的なアセチルコリンの増加がおこり、機能がアンバランスとなることが原因と考えられている。しかしその原因は解明に至っていない。
このため、パーキンソン病は本態性パーキンソニズムとして、症状の原因が明らかでないパーキンソニズムに分類される。
また腸管におけるアウエルバッハ神経叢(Auerbach plexas)の変性も病初期から認められており、本疾患が全身性疾患であるとの再認識をされるようになっている